参議院議員会館で開催される以下の院内集会に、南アフリカ事業担当の渡辺が第二部で登壇します。
イベント実施:日本が推進する経済開発モデルと 人びとの暮らしへの影響
参議院議員会館で開催される以下の院内集会に、南アフリカ事業担当の渡辺が第二部で登壇します。
2016年11月28日(月) 参議院議員会館
第一部(13時~14時45分):「投資・貿易のための援助」は許されるのか?
<休憩:14時45分~15時>
第二部(15時~17時):ODAは農民に何をもたらしたか?
*集合時間:12時30分~12時50分、14時40分~14時50分のみ。
*案内なしに入館は出来ませんのでご注意下さい。
昨年9月、「持続可能なアジェンダ2030」と「持続可能な開発ゴール(SDGs)」が合意されました。このアジェンダの冒頭には、「我々世界の変革」が掲げられており、「最も貧しい人びとや脆弱な状況に置かれた人びととの連帯」が重視されています。日本も、「人間の安全保障」の念に立脚し、これに貢献すると約束しています。
一方で、最近の日本の政府開発援助(ODA)において、「投資・貿易のための援助」が口にされるようになり、官民援助連携の一環として各国への経済進出が推し進められるようになっています。この最優先国の一つが、アフリカ南東部にあるモザンビークです。
日本は、2009年から同国北部の「ナカラ回廊」沿いの地域で官民の開発・投資事業を展開し、2013年にはアフリカで最初の二国間投資協定を締結、2014年には安倍首相が700億円の支援を約束しました。これまで日本政府は、ナカラ港湾改修のため約370億円の円借款を供与、ナカラ経済回廊開発のマスタープラン策定を行い(PEDEC-Nacala)、ブラジルとともに大規模農業開発プロサバンナ事業を行ってきました。日本企業も、テテ州の石炭開発、北部沖合の天然ガス開発、ナカラ鉄道の運営参画などを開始しています。
しかしながら、このような大々的な日本の官民進出の一方で、今モザンビークから聞えてくる声は、開発独裁化・腐敗と汚職・武力衝突・難民流出・暗殺・人権侵害・気候変動・社会不安など、「SDGs」の理念や方向性とは真逆のものとなっています。特に地域住民の圧倒的多数を占める小農が直面する現実は日々深刻さを増しています。
この度、モザンビークから小農運動のリーダーと市民社会組織の若手リーダーが来日することを受けて、その声に直接耳を傾けるため、院内集会を行います。「ナカラ回廊開発によって何が起きているのか」、「日本の農業開発援助によって何が生じているのか」について、現地映像を交え、小農・現地の市民の立場からお話し頂きます。その上で、日本の私たちとして、SDGsの「我々世界の変革」に向けて、誰が何をどうしていくべきかについて共に考える機会としたいと思います。どうぞふるってご参加下さい。
*3カ国市民社会共同声明
「プロサバンナ事業に関する共同抗議声明・公開質問 ~政府文書の公開を受けて」
*日本国際ボランティアセンター(JVC)の関連サイト
詳細はこちら
日時 | 2016年11月28日 (月) 13:00~17:00 |
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会場 | 参議院議員会館 B1F B107会議室 *受付ロビーにお集り頂き、担当者がご案内致します。案内なしに入館は出来ませんのでご注意下さい。*集合時間:12時30分~12時50分、14時40分~14時50分のみ。 住所:東京都千代田区永田町2-1-1 (会場への地図) |
アクセス | 有楽町線、半蔵門線、南北線「永田町駅」(徒歩4分)、丸ノ内線、千代田線「国会議事堂前駅」(徒歩7分) |
プログラム |
第一部(13時~14時45分)
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資料代 | 500円 |
定員 | 70名(先着順)11月14日現在、すでに定員を超えました。 |
共催 | 日本国際ボランティアセンター、アフリカ日本協議会、ATTAC Japan、No! to landgrab, Japan、モザンビーク開発を考える市民の会、オックスファム・ジャパン |
後援 | メコン・ウォッチ、FoEジャパン |
申し込み/ 問い合わせ先 |
※このイベントの申し込みは締め切りました。ご了承ください。 日本国際ボランティアセンター |
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