6年ぶり!のスタディーツアー報告①
こんにちは。カンボジア事業の大村です。9月20日~24日に、東京発着のスタディーツアーを実施しました。催行できるかどうか不安もありましたが、蓋をあければ満員御礼、嬉しいスタートとなりました。今回は東京発着でしたが、はるばる長崎から参加してくださった方もいて、下は10代から上は60代まで、幅広い年代の方が参加をしてくれました。
カンボジアが初めてという方のほか、海外自体が初めてという方もいました。色々な方とお話できて、受け入れる側としてもとても刺激的な日々。村には1日半滞在し、それ以外は移動と自由行動(アンコールワットツアーに行かれた方が大半のようです。外せないですよね!本当に素敵な遺跡です)というツアー内容でした。
(1日目の料理教室の後に村の方と記念に一枚!)
1日目、まずは事務所で自己紹介とオリエンテーション、と思ったのもつかの間、プロジェクター使用中にいきなり停電するという一幕も。なんてタイミングで・・・と思ったものの、皆さん「そうか、いきなり停電するんですね」と、事業地のリアルを感じてくださった様子。はい、雨の後は大体1~2時間停電、それ以外の場合も突然停電するのは日常茶飯事です。ただ今回はラッキーなことに数分で復旧しました~!(ほっ)
オリエンテーションが終わった後は早速、車で数十分、活動村に移動します。3月に掘削したため池にご案内し、その活用方法を説明した後は、近所のお宅の一角を借りて、カンボジア料理教室&みんなでランチタイムです。このアクティビティは、事前に料理の講師になってくれる人を村で募集し、手をあげてくれた4人の女性の協力のもと、実施されました。
と、その前に!とっても気がつくJVCローカルスタッフと村の皆さんが、日本からのお客様用にと、カンボジアの伝統布を用意してくれていました。希望者を募って、身に着けます。
(紹介する側もされる側も楽しそう!)
(似合ってる~)
(慣れない棒を使って収穫体験)
(収穫が終わったらキレイに洗って、いざ調理!)
調理の様子は動画をぜひご覧ください。あまり撮影の余裕がなく、荒っぽい?映像ではありますが、雰囲気はバッチリ伝わると思います。見慣れない道具や調理方法の数々に、「はあ~こうやってやるんだぁ!」「この作業なら私にもできそう~」「芸が細かくてすごい」などという声が飛び交っていました。※自分のできそうなところに参加してもらうので、料理が苦手な方でも大丈夫です!
今回は、カンボジア具沢山スープのソムロー・コーコー、あっさり鶏のライムスープのスガオ・ガムガウ、ゆでたてのお野菜とカンボジア風肉味噌、卵とモリンガのオムレツと白米の献立でした。ソムロー・コーコー以外は、少しお客様向けというか、お祝いの時なんかにつくる伝統料理です。
(いただきま~す!)
皆でのランチも終わった後、少し休憩を挟もうとゲストハウスに戻ろうとした途中、素敵な出来事がありました。このスタディーツアーがおこなわれた9月下旬は、カンボジアのお盆の直前。半数近くの若者が出稼ぎに出ている事業地では、久しぶりに家族が揃っている家庭が多く、何とも言えないホリデームードが漂っていました。
バスが通りかかったのはまさに、タイの出稼ぎから子どもが戻り、家族が揃った嬉しさを祝うべく、近所を巻き込んでダンスをしているご家庭の前。楽しそうな雰囲気につられてバスを止めて降りてみると、あっっっという間にダンスの輪に混ぜてもらうことになりました~!これがまた、本当に楽しい時間で。色々大変なこともあるけれど、まずは踊ってこの瞬間を楽しもうよ!と言われている気がして、私にとっても忘れられないひと時になりました。こんな偶然の出会いも、ツアーの醍醐味ですね。ぜひ動画でご覧ください。
(楽しかった・・・!)
少し休憩を挟んだ後は、試験農場でのボランティア体験の時間です。が、雨季のカンボジア、雨が降ってきてしまったので予定を少し変更して、①たい肥づくり、②ハーブティの原料として卸すドライミントづくり、の2チームに分かれて作業を。
(たい肥づくりチーム)
(ミント収穫~加工の下準備チーム)
途中の休憩は、カンボジアで人気のコオロギや甲虫のスナックで。躊躇せずバリバリ食べる参加者の様子は、数々のツアーを案内してきているカンボジア人ガイドさんが、「こんな日本人集団は珍しい」と驚く程でした(笑)楽しんでもらえてよかったです。
(はじめての昆虫食に挑戦する参加者)
すべての行程が終わった後は全員でカンボジアのお鍋料理、スープ・チュナンダイを囲んで、盛りだくさんの一日目の夜が更けていったのでした。
今回のツアーは希望者先着で、カンボジアの伝統住居の高床式住居へのホームステイを選択することができました。ホームステイをされた参加者の松井ご夫妻、一緒に折り紙細工をしたり(カンボジアのお盆の飾りにピッタリだったそうで、ホームステイを受け入れてくれた村の方がとても喜んでいました)、翌朝は干し魚とお粥の朝食を楽しまれたり、忘れられない体験になったと話してくれました。
(もう一組は、スタッフのポクの自宅のお世話になりました)
(2日目に続く)
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