パレスチナ刺繍体験! コマツユニオン小山支部さんに伺いました
こんにちは! 広報担当の並木です。
12月14日、栃木県小山市にあるコマツ小山工場で、コマツユニオン小山支部の皆さんとパレスチナ刺繍体験ワークショップを実施しました!
(パレスチナ刺繍ワークショップで作るヘアゴムの例)
コマツさんといえば、対人地雷除去機をつかった地雷除去プロジェクトがとても有名(私も学生時代の教科書で拝見していました!)。他にもさまざまな機械をつくられているコマツの皆さんは、ユニオンの活動でも社会貢献に取り組まれています。栃木県に位置するコマツユニオン小山支部さんでは、地域での取り組みのほか、東日本大震災の被災地に足を運び、息の長い植林活動も続けられています。
今回は、「組合の活動の一環として、海外の人々への支援とつながる時間をもちたい」とご提案いただいて実現した本ワークショップ。パレスチナ駐在中にパレスチナ刺繍を学んだ私がキットや図案を準備し、工場の一室に伺いました。
(刺繍のやり方を説明する筆者)
お仕事の後に参加してくださったのは、15名ほどの皆さん。4人ずつテーブルを囲み、実際に刺繍にトライしていただきます。
(つるバラ柄に挑戦中! 色合わせもそれぞれのセンスが光ります)
「刺繍は初めて!」という方も、ほぼ問題なく縫い進められている様子に、講師役の筆者はほぼ教えることがなく、お話しばかりしておりました…。皆さん、とても器用…。
(どんな糸や布を使うの? という質問にあたふたお答えする筆者)
作業をしながらのお話では、パレスチナ自治区の人々の暮らしのことや、難民キャンプの女性たちが直面する問題、女性たちが集まって刺繍をすることの意味などについて、お伝えしました。
パレスチナの女性支援は、JVCをはじめ様々な団体さんが取り組まれています。例えば難民キャンプの女性の場合はどのようなアプローチがあるのか、刺繍をテーマにお話ししました。
(ベツレヘム近郊・難民キャンプの細い路地)
(刺繍で活動する女性グループを訪問する筆者)
また最後には、日本から海外の人々の暮らしを支えられる気軽な関わり方など、日本のNGOなどを通じてできる参加方法などをお伝えし、ワークショップは終了。
時間内にヘアゴムの完成…までは難しかったものの、参加者の皆さんが口々に「なんだかスッキリした!」「とても楽しかった」「パレスチナって遠かったけど、なんだか身近になった」と言ってくださり、大変嬉しかったです!
皆さん、お仕事帰りでお疲れのところ、ご参加を本当にありがとうございました…!
「ヘアゴムはお家で作ってみてくださいね!」とお伝えして東京に戻った後日、担当者さんから参加者のお一人の作品写真が届きました。
家に帰って糸が無くなるギリギリまで刺繍したため途中で終わってしまったものの、お子さまと一緒に刺繍されたとのこと。図柄の組み合わせも色合いも、とても素敵です!
「糸、追加で送ります!」と申し上げたところ、「沼にはまってしまうので遠慮しておきます!」とのご回答。沼、ぜひ一緒にはまっていただきたかった…またの機会に、たくさん糸を持参したいと思います。(笑)
また、コマツユニオン小山支部の皆さんには、JVCが12〜3月で実施している古本回収キャンペーンにもご参加いただけることになりました…! 本当に感謝です。
皆さんとの時間やいただいた感想がとても嬉しかったので、日本の皆さんと活動地の方々をつなげていけるよう、あちこちでお話ししていきたいなと改めて思った筆者でした。
コマツユニオン小山支部の皆さん、貴重な機会を誠にありがとうございました! 本当にお世話になりました…!
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