大津市の皆さん、こんにちは!市民活動センターでジェンダー問題をお話ししました
こんにちは、広報担当の並木です。
2/2(木)、滋賀県の大津市市民活動センターで、「SDGsフォーラム 各国のジェンダー平等に向けて。NGOの今」という講演会に登壇させていただきました。
初めてお邪魔したセンター。京阪浜大津駅前から徒歩1分の便利な場所にあります。
(センターの入っているビル)
目の前には琵琶湖が…!
(あいにくの曇り空でしたが、初めてみられたので嬉しいです!)
センターは、とてもあたたかい雰囲気のスペースでした。
(大きなくまちゃんがいるので、子どもたちも喜びそうです!)
自習コーナーで思い思いに勉強や調べ物をされていたり、会議室ではそれぞれの市民団体さんが賑やかに活動されていて、この場所を大切に使われている方々がいらっしゃるのが伝わってきました。
(セルフのカフェスペースもあります! ルワンダのコーヒー、美味しかったです…!)
私がびっくりしたのは、蔵書の量…!
(すごい量!そしてきちんとジャンルで分かれています。親切!!)
(ジェンダーの棚!)
(手に取りたくなる本たちです…)
そんな中に、JVCの本がありました…「NGOの挑戦」上下巻、JVC活動当初の10年間をボランティアの皆さんが綴った本です。取り上げてくださって、ありがとうございます…!
この素敵なコーナーの一角で、JVCの写真展を手作りで実施いただいています。
2月いっぱいまで開催中です。アフガニスタン、南アフリカ、パレスチナの写真とエピソードをお送りさせていただきました。
資料も置かせていただいています。パネルを作ってくださったセンターの皆さま、本当にありがとうございます…!
さて、13時からフォーラムが始まりました。
20名を越える皆さまに足を運んでいただいて、真剣にメモを取りながら、頷きながら聞いてくださる方も。本当に嬉しかったです。
私からは、パレスチナで、社会的な暴力のしわ寄せが女性たちに来てしまっていることをお話ししました。特にガザ地区では、女性の約半数が、何らかの暴力を受けているというデータがPCBSから出ています。そのような中で、女性たちの意志に寄り添い、トレーニングを実施する活動をJVCは続けてきました。一方で、エンパワメントを続けるだけでは女性たちへの負担は消えません。直接支援だけでなく、構造を変えていく取り組みも、この地域に関わる上では非常に重要であることをお伝えしました。
(活動でご一緒したガザ地区の女性たち。彼女たちのたくましさに甘えてはいけないのだと、常々思っています。)
そして、南アフリカでの活動のことや、アフガニスタンのパートナー団体・Your Voice Organizationで女性も含めた識字教室プロジェクトを進めているワハーブ医師のメッセージを、動画を交えて紹介させていただきました。
ワハーブさんの力強いメッセージは、こちらのYouTubeでもご覧いただけます。
なお、今回の講演会の参加費は、大津で女性支援に奔走されているNPOの皆さまへの支援になりました。その団体さんの1つ、「リバティー・ウィメンズハウス・おりーぶ」さんからは、依存症などからの回復と自立を目指す女性たちのための施設や取り組みについて、お話がありました。
「支援する」という行動は、時に当事者の気持ちや意志から外れてしまう力をもっているものと、海外支援をしている個人としてはよく感じています。一人一人にじっくり向き合われ、決して無理やり介入しようとせずに細やかに寄り添われている活動に、とても親近感を覚えました。国内の活動もとても大切であること、共通する価値があることを感じながら、学ばせていただく時間になりました。
参加くださった皆様から、ご感想もいただきました。皆様、ありがとうございました!
ご参加くださった、大津市議・井内 りつこさんもブログを掲載してくださいました。私たちの取り組みに耳を傾けに足を運んでくださった皆様に、本当に感謝です。
会場でご寄付をくださった方もいらっしゃいました。現地の活動のために、大切に使わせていただきます…!
皆様にまた良い報告ができるよう、精一杯活動を続けてまいります。ありがとうございました!
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