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日本

学生一人ひとりの思いがつながり、140万円もの支援に。神戸海星女子学院大学さんの取り組み

こんにちは、広報担当の並木です。

先日、神戸海星女子学院大学さんにお伺いしてきました。


(神戸海星女子学院大学さんのウェブサイトより)

神戸海星女子学院大学の皆さまは、JVCの活動を1994年からずっと見守り続けてくださっています。これまでに、なんと25回もご寄付を送り続けてくださり、その額は総額で1,434,000円に。そのご支援のお礼をしたくて、事務局長の伊藤とともに、担当されている先生方を訪ねました。


(大学までは、JR灘駅から坂道を登っていきます。ちょっと大変でした…)


(正門を入って見える、静かなキャンパスの様子です。)

迎えてくださったのは、宗教主事の中植先生。ご寄付をどのように集めていらっしゃるのか、お話を伺いました。

なんと、ご寄付は学生さん1人1人のお小遣いからのお気持ちだそうです…! 「海星協力金」という、学生さんや教職員の皆さまが自主的に寄付して集まった基金の中から、支援が必要なところへ届けられています。

「世界に目を向けてほしい」「目を向けたい」と願う、シスターや学生さんの想いから始まった「海星協力金」。フィリピンの若者への奨学金や図書館支援、東日本大震災で被災した地域への支援、そしてJVCにも、ずっと送り続けてくださっています。最近はコロナで生活が苦しくなってしまった学生さんもいらっしゃり、くれぐれも無理しないように…と呼びかけながら、それでも基金を続けられています。

また、地元の児童養護施設へクリスマスの贈り物を届ける「サンタガールズ」という活動も始められたそうです。


(ウェブサイトで掲載されている、2020年の活動報告)

この資金は、卒業した先輩たちが置いていかれた「教科書」も元になっています。次の学生さんたちに1冊100円で販売し、その売上でプレゼントを購入されたとのことでした。販売所の準備は忙しいものだったらしく、学長先生や教職員の皆さままで会場設営をされたそう…! 小さな予算でも、学生さんたちが自ら動かれて用意されたプレゼントに、施設の皆さまも大喜びだったそうです。

他にも、がん患者のケアのボランティア活動、部活動での施設の子どもたち受け入れなど、様々なボランティア活動をされてきた神戸海星女子学院大学の学生さんたち。訪問させていただいた私たちJVCスタッフにも、「現場に出て関わりをもち、手を動かし汗をかいて、社会をつくっていく」ことをとても大切にされていることが伝わってきました。

先生方は、阪神大震災の際、神戸にも海を越えた支援が集まったことを挙げられながら、「カトリックである学校だからこそ、誰かの役に立てる実感を学生に伝えていきたい」と熱意をもって説明してくださいました。

皆さまお一人おひとりの思いと行動に、私たちも背筋が伸びた訪問の機会となりました。

神戸海星女子学院大学の皆さま、お忙しい中で貴重なお話をお聞かせくださり、本当にありがとうございました! 皆さまの思いを、一つひとつの現場に大切に届けさせていただきます。


(お目にかかった先生方と。感謝状も贈らせていただきました!)

神戸海星女子学院大学さんのブログ https://www.kaisei.ac.jp/college/blog/2023/02/03/article148165

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