レポート:6/17 会員総会・支援者のつどい
去る6月17日、JVCの会員総会および支援者のつどいが開催されました。
オンラインとの併用でしたが、4年ぶりに対面形式が復活しました。
暑い土曜日の午後にもかかわらず、たくさんの方が会場までお越しくださいました。
本記事では、参加したインターン生2人がその様子をレポートします。
まずは、日程の前半に行われた会員総会の様子を、インターン生の沓掛がお届けします。
総会では、昨年度の活動報告、今年度の活動計画、決算・予算案などが話し合われました。各海外事業と広報・ファンドレイジング、政策提言それぞれについて、成果と課題の振り返り、事業の開始や終了についての説明などがありました。
インターンを始めてまだ日が浅い私にとっても、JVCの活動の大枠を掴むとてもいい機会になりました。
事業終了後の現地への引き継ぎやファンドレイジングの方法などに関するご質問が出たほか、ODAやOSAに関する政策提言への反響も大きかったです。
ウクライナ事業はやらないけれどもあえてイエメン事業に着手する点がJVCらしいといったお言葉もいただきました。
このような会に出席したのは初めてでしたが、イメージしていたお堅いだけの雰囲気とは違って、支援者の方から力強い励ましの言葉をたくさんいただくなど、JVCのコミュニティの温かさを感じました。
次に、日程後半に実施された「支援者のつどい」について、インターン生細川が報告します。
支援者のつどいではJVCの支援者さんとスタッフ/インターン生がグループになり、交流しました。自己紹介をし、JVCとの関わりや国際協力の想いについて語り合い、お互いの理解を深めました。
後半ではスーダン事業担当の今中よりスーダンの状況に関する説明のプレゼンと、活発なディスカッション・質疑応答が行われました。そして最後には参加者全員の集合写真を撮りました。
当日はお菓子を楽しみながら参加しました。上の写真のマドレーヌはJVCスタッフの娘さんであるあかりちゃんが作ってくれたものです…!美味しかったです、ありがとうございます!
1月に開催された、「あかりカフェ」の主役と同じあかりちゃんです。よかったら当時の記事もご覧ください〜。https://www.ngo-jvc.net/activity/report/akaricafe.html
交流会を通して、多くの支援者さんがかつてJVCのスタッフやボランティアとして関わられていたことを知り、JVCに関する知見の豊富さと支援への熱意を強く感じました。JVCの中で国際協力に関わる経験や現地経験を積まれているからこそ、それだけ自己紹介の話題も膨らむのだと実感しました。
現場の活動をしたことが、多くの方の国際協力へ新たな活力につながっていると思うと、私も実際に色々な現地を見聞きしたい、大学時代中に実現するという意志が強くなりました。
オンラインから現地スタッフの今中が丁寧なプレゼンをしてくださいました。4月に勃発したスーダンにおける紛争の概要と、日本人退避の状況、そして市民の人々の想いや生活状況について伺いました。スーダンの状況があまり詳しくなかった私にでも理解がしやすかった内容だったので、視聴の機会を頂けたことに感謝しています。
特に私の印象に残ったのが、「邦人退避はできたかもしれないけど、取り残されているスーダンの市民は?」という疑問です。身の安全の確保が理由で、支援者が現場で活動できなくなってしまったために、人道支援を一時停止せざるを得ないこと。日本人の退避という出来事があったからこそスーダンに日本の注目がいったこと。紛争の死者数というデータには残らない市民の苦しみや死。現場を知らない人々には見えない、知らないことだらけだと感じました。
私は、国際協力や支援の業界を追求するにしても、現場を知らない理論家だけにはなりたくないと思いました。これからも辛抱強く様々な知見を得ていけるよう、頑張りたいです。
オンライン参加者、対面参加者共に写真撮影を行いました。ありがとうございました。また皆様とお会いできることを楽しみにしております!
以上が6月17日に開催されたJVC会員総会・支援者のつどいの報告でした。最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
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