REPORT

日本

港区立芝浦アイランド児童高齢者交流プラザの学童クラブさんに使用済切手支援のお話とボランティア体験にお邪魔してきました!

港区立芝浦アイランド児童高齢者交流プラザの(あいぷら)さんでは、世界について学び、できることを考える国際プログラムの一環で、「私たちにできる国際協力として使用済切手の収集を12月までご協力いただいています。

先日、あいぷら学童クラブみなさんたちに切手支援についてのお話とボランティア体験のために、広報担当の仁茂田がお伺いしてきました!


集まってくれたのは小学1年生から4年生までの約70名のお子さんたち。
冒頭には世界にまつわるクイズにも挑戦してもらいました。
ぜひ皆さんもトライしてみてください。答えは画像の下にあります!

【第一問】

【第二問】

【答え】
第一問:60% 
UNICEF「世界子供白書2023」の初等教育修了率で男女平均の下位10カ国の平均修了率は41%。

第二問:20%
UNICEF「世界子供白書2023」の後発開発途上国の若者 (15 ~ 24歳) の識字率の男女平均は79%。

UNICEF「世界子供白書2023」(表11:教育指標)
https://www.unicef.or.jp/sowc/pdf/UNICEF_SOWC_2023_table11.pdf

暮らしの中でできる国際協力

クイズのあとにはNGOについて、またJVCについてご紹介。JVCのようなNGO(非政府組織:Non-governmental Organization)が行う支援は、政府と政府の間でやりとりされるものではなくて自分たち一人ひとりが自ら関わっていく形であること。

また、世界の人々の暮らしや未来を良くしていくために日々の暮らしのなかでできる国際協力の方法があることをお伝えしました。



使用済切手が未来を変える力に!

国際協力の一つの形として、あいぷらさんで収集してくださっている使用済切手支援について、紹介させてもらいました。

使用済切手はそのままですとゴミとして捨てられるものですが、切手収集家の方に買い取っていただくことで活動のための資金へと変わります。金額の目安は1kgで1,500円のご支援になります。

たとえば、多くの⼈々が紛争の影響を受けているスーダンで実施している学ぶ機会を得られなかった⼦どもたちへの学習⽀援では、使⽤済切⼿500g(約500 円)で、学ぶための学⽤品⼀⼈分を⽀援できます。

ご支援はこんな変化につながります

現地でうまれた変化についてもご紹介。

スーダンで暮らしていたマルガニくん(16 歳)は、紛争を逃れて難⺠となり、9 年間家族と離れ離れになっていました。

2020 年1⽉に戻った故郷ではアラビア語の読み書きができず、JVC の運営する補習校に参加。名前を書くところから始め、満点で⾸席を取るまでになり、正規の⼩学校4 年⽣に編⼊を果たしました!


JVCスタッフからの話の後の質問タイムでは、たとえば学童クラブ以外での回収もしていいんですか?というありがたい意欲的な質問(大歓迎です!)や、

どうやって日本から活動をしているんですか?という質問を受けて現地事務所や現地で雇用しているローカルスタッフがいることなどをお話ししたりました。

お話の後はボランティア体験!

その後、小学3・4年生のみなさんに使用済切手を収集家の方に買い取っていただくための準備として、破れや汚れなどのNGなものの仕分けや切手のまわりの紙の余分な部分を切り取るボランティア体験をしてもらいました。

時間を過ぎて学童クラブのスタッフさんから終わりだよ~、の声掛けがあって「もうちょっと!」と粘るお子さんも。終わってからも「またやりたい!」という声も。
ボランティア体験も楽しんでいただけたようです。

自分たちでできることを

今回の使用済切手回収のプログラムは、今年の夏よりあいぷらさんで実施されてきた国際理解のプログラムのひとつです以前国際協力についての話をしたときには、その国について知ろうとするだけでなく、自分たちになにかできることがないかと考えて、募金箱を自作してきたお子さんがいらしたそうです。

そんな「世界のためになにかしたい!」という思いを実現するために、気軽に集めることのできる使用済切手支援の協力を実施することになったそうです。

そうやって小学生のうちから世界のために思いを馳せ、行動にうつしてくれる子たちがいるということはとても頼もしく、本当にありがたいことです。

短い時間のなかでどれだけ伝えられたか、十分でないところもあったかと思いますが熱心に参加してくれて、とても嬉しかったです。

貴重な機会をありがとうございました!

あいぷらさんでの使用済切手回収は12月まで続きます。

3Fのフロント前に回収ボックスを置いてくださっていますので、お近くの方はぜひご協力ください!

回収ボックスの設置やチラシの配布など、お気軽にご相談ください!

JVCは、お住まいの地域や職場・学校などでの物品回収ボックスの設置やチラシの配布のご協力を常時受け付けております。
ご関心をお持ちいただけましたら、ぜひ下記JVC物品支援係までご連絡ください。

日本国際ボランティアセンター(JVC) 物品支援係
TEL:03-3834-2388 MAIL:mono@ngo-jvc.net

また、使用済切手以外にも未使用ハガキや外国のお金、本など幅広い物品を集めています。詳細は下記よりご覧ください。
https://www.ngo-jvc.net/support/goods.html

一覧に戻る

関連記事

【ブックオフ「キモチと。」】日本文理大学附属高校の...

スタッフインタビュー「JVCの中の人を知ろう!~東...

パレスチナ連帯全国一斉凧揚げアクション@鵠沼海岸に...

2024冬募金