みなさんこんにちは。ラオス事業担当の後藤です。
ラオスでは活動の対象地となる村々を回って、共有資源に対する村人の権利などについての法律知識を伝えるワークショップなどを実施しています。
今日のレポートでは、出張時に見てきた村での活動の様子をお伝えしていきます。
(写真)豚足もごろんと直置き!(どうやって料理するのだろう・・・)
(写真)最初にいったナンヨン村での研修の様子です。
法律ワークショップを始める前のアイスブレイクでは、輪になってのアクティビティからスタートします。真ん中に立っている緑のシャツの男性が、現地スタッフのキノさん。
現地事務所ではフィールドオフィサーとして主に法律研修のファシリテータを担当しています。とても真面目で頼もしい存在です!
研修などで様々な手法を学んできて、村人が積極的に参加できるように、学んできたことを取り入れながら取り組んでくれています。
これまでずっと活用してきた法律カレンダーだけでなく、今回から研修の際の説明に映像を取り入れるようになりました。
ドラマ仕立てのストーリーや、カレンダーの説明もナレーションも入れて解説します。
この映像は、法律カレンダーも一緒に作っている、ランドイシューワーキンググループが制作したもので、現地の行政もメンバーに入り、共にアイデアを出し合いながら進めています。
現地代表の山室も「映像にすることで、村人たちの集中力も増した」と手ごたえを感じています。
ラウィノイ村では法律研修を実施するために動画を使って説明しようとしたところ、電気が落ちてしまったので、急遽変更して、法律カレンダーを手に説明をしました。
キャッサバの収穫時期で忙しく、役員しか集まれなかったということでしたが、手に取って関心をもって見てくれていました。
収穫時期で忙しいなかでもこうやって村人たちが集まっているのは、JVCスタッフが頻繁に村に足を運び、細やかなコミュニケーションを通して関係性を築いてきた結果だとも思います。
村人への聞き取りのなかで、「JVCは本当に何度も何度も村に来るから。」と言う声もありました(笑)
説明しているのは、ビーさんという最近入職した現地スタッフです。
衛星画像などが専門のスタッフで、動画を見せられなかったのは残念でしたが、様々な状況で研修を実施する良い機会になりました。
ちなみに、村の人たちの中にも携帯を持つ人が増えてきたので、法律カレンダーにはQRコードをつけています。QRコードを読み込むと、どこでも映像や法律の内容が見返せるようになっています。
電力の供給も安定しているわけではなく、今回のように途中で電気が落ちてしまうなど、トラブルにも見舞われます。それでも、以前に比べると様々なやり方を取り入れ、村人の生活の変化にも合わせながら実施できるようになってきました。
現地スタッフたちも、それぞれの得意分野を活かし、工夫しながら活動を進めています。
最後に、ワークショップ中のダンスの動画も。
途中、参加者も少し疲れを感じ始めた雰囲気だったので、行政官の女性から「立って!踊って!」とリフレッシュを促されて皆で踊っています。
皆その勢いに押されて苦笑いしつつも参加^^良い雰囲気の研修でした。
ダンスの様子はこちらから!
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