【ガザ】私たちは死とともに暮らしている~現金給付を受けた人々の声
今回は、ガザ緊急支援として現金(モバイルマネー)給付を受けた人々の声をご紹介します。動画はこちらよりご覧ください。
私は4人家族です。以前は家族で家に住んでいました。幸いなことに、水や電気もありました。しかし、私の夫には戦争になる前から仕事がありませんでした。私の息子は耳に問題があり、聞くことや話すことにも影響していたため手術が必要でした。
私たちはガザ北部からこの学校に避難し、今はここに滞在しています。避難する前はとても良い暮らしをしていました。しかし今ではここの生活環境に慣れるのに苦労しています。
ここでは私たちは死とともに暮らしています。水や電気も、食べ物もマットレスも何もありません。
子どもたちは常に多くの病気や感染症に晒されています。私もいくつかの感染症にかかっています。燃料やガスなどがないので、それらを使わずに火を起こさなければならないことが原因です。火にくべる木材すらないのです。
オムツも、ミルクも、食べ物もありません。私の子どもたちは栄養失調になっています。2歳の私の娘は、最近やっと歩けるようになりましたが栄養失調のせいでしょっちゅう転んでしまいます。
私はオムツとミルク、そしていくらかの食べ物を購入しました。それ以外にも、手術が必要な状態の子どもたちの耳の薬を購入しました。
娘は耳管に水が溜まっていて、喋ることに支障があります。また、最近になって喘息にかかり、心拍数が早くなっています。息子の腕をつかむと骨が割れるような音が鳴り、「お母さん、痛いよ」と言っています。
支援に感謝します。そしてこの支援が続いてくれたらと願っています。私たち大人にということではなく、子どもたちに食べ物や衣服、薬などを買ってあげられるように。
私の夫は、軟骨性骨疾患を患っています。水が入った重たいバケツを運んでいるからです。なので、夫はこの厳しい生活の中で日常の必要なものを確保することもできません。
現在、私たちは煮えるような暑さのテントで暮らしています。子どもたちは皮膚の感染症にかかり、料理をするために起こした火で3度も火傷しています。
私には5人の子どもがいます。私たちはガザ北部から中部に避難してきました。
経済状況は大変厳しいです。使えるお金が全然ありません。
夫は戦争前も仕事がありませんでした。夫には健康面で多くの問題があったため、家にいざるを得なかったのです。
今回の現金給付でオムツ、野菜などの食べ物、そして息子の薬を買うことができました。ありがとうございます。支援が続くことを願います。
私には息子と娘がいます。息子は2歳半、娘は戦争中に生まれて今6か月です。私たちは今、学校の廊下の小さな空間に夫の家族と32名で一緒に寝泊まりしています。
状況は本当に本当に厳しいです。子どもたちが必要とするものは多いですし、ここにはプライバシーがありません。
息子は栄養失調で、くる病を患っており、歩くことがままならず、オムツが必要です。食事にカルシウムが不足しているせいです。娘もオムツとミルクが必要なうえ、肺にも炎症を起こしていて、薬が必要です。しかしその薬の価格は高く、いつも手に入るわけではありません。
避難前は、ザトゥーン地域に住んでいました。夫は日雇い労働をしており、裕福ではありませんでしたが、家族が暮らすには十分な稼ぎがありました。
戦争が始まってから状況が厳しくなりました。仕事はなく、子どもたちの必要品は支援に頼るしかありません。しかし、その支援にいつも個々人のニーズに合うわけではありません。
私にとって最優先なのは子どもたちです。子どもたちには、食べ物、オムツ、ミルク、衛生用品が必要で、私たちを取り巻く病気から子どもたちを守りたいのです。また、私は母としてプライバシーが欲しいです。夫も同じです。しかし、ここにはプライバシーがありません。
JVCとAEI(JVCの現地パートナー団体)に感謝します。どうかこの支援を続けてください。
今回の現金給付は大きな助けとなりました。
娘の高額な薬、そしてオムツとミルクが買えました。そして、娘に新しい服も買ってあげることが出来ました。娘は戦争中に生まれたため服がなかったのです。その他に、卵、牛乳、果物なども買いました。息子のカルシウムが不足しているからです。
子どもにはいつでも健康でいてほしいと願っています。
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