【ガザ】半年たってようやく届いた粉ミルク
ガザ侵攻から半年以上経って、ようやくガザに粉ミルクが届きました!
2023年11月から現地パートナ―団体であるPMRS(パレスチナ医療救援協会)とともに、ガザ緊急支援として、ガザへの「乳児用の粉ミルク」の支援を進めてきました。
検問所の閉鎖や制約によって、搬入を待機していた粉ミルク約4,000缶は、2024年5月末にガザに到着し、乳児への配布を開始しました。(粉ミルクが届くまでの数か月の道のりレポートはこちら)
PMRSと一緒に粉ミルクの配布をした際の様子、粉ミルクを受け取ったガザの人びとからの喜びの声と、PMRS・ムハンマド医師のインタビューの動画を公開します。
PMRSは1979年に設立されたNGOで、パレスチナ全土で地域密着型の医療サービスを提供してきました。現在も、ガザ全域で45の医療チームが奔走しています。
動画の中で話をしてくれているムハンマド医師は、PMRSのガザ北部の責任者です。ガザ全域で、医療従事者なども攻撃対象となっている状況から「自分もいつ攻撃にあって死ぬかわからない。だからいつも仕事の情報などをチームのスタッフに共有している」と話していました。
PMRSは、この激しい攻撃が始まった直後から、チームでフィールドに出ていき、ケガの手当だけでなく、慢性疾患患者や妊産婦に医療サービスを提供し続けています。
「スタッフみんな心理的ケアが必要。朝、フィールドに出かけて行って、悲しい顔や泣きながら帰ってくるスタッフもいる」
嫌でも目に入ってくる惨状、自分たちが攻撃対象にされるかもしれないという恐怖、家族の心配。資材や医薬品が足りず、医療を提供したくてもできず悔しい思いをすることもあります。様々なストレスやプレッシャーを抱えながら、それでも、人々のために力を尽くしています。
PMRSのスタッフは、コミュニティへの真摯な活動姿勢から、ガザの現地NGOの中でも特に地域の人々からの信頼が厚かったと言います。
今のところ、10月7日以降にガザ北部で粉ミルクを配布できたのは私たちPMRSだけです。JVCに寄付をくださったみなさんに心から感謝します。国、民族、宗教など様々なことが違う私たちのことを気にかけてくれて本当にありがとう。
現在、多くの国際支援団体が支援を試みていますが、状況は非常に厳しく、ニーズは尽きません。JVCは、信頼できる現地NGOとともに、今後も支援活動を継続していきます。どうか、引き続きお力添えをお願いいたします。
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