【ガザ】ガザ停戦の開始と支援状況
2025年1月19日、現地時間11:15に停戦のプロセスが開始されました。
実際には、ハマス側が解放する人質のリストの提出が遅れ、その間もイスラエル側からの攻撃が続き、10名が亡くなっています。
JVCガザ現地スタッフのバッシャールによると、日中はドローンも飛ばなくなったので、周りはとても静かだということです。
JVCフィールドコーディネータ―(ガザ)/バッシャール・アブー・ザーイド
停戦を受けて、バッシャールから声が届きました。
次は自分の番かもしれないとずっと思って過ごしてきた。亡くなった人たちのことを考えると少し複雑な気持ちだけど、いま自分が生きていることには意味があると考えている。なので、この経験を記事などにして発信していきたい。
残念ながら、現地のパートナー団体・AEIは3名のスタッフと2名のボランティアを亡くしました。もう一つのパートナー団体・PMRSからは幸いスタッフの訃報は耳にしておりません。しかし、生き残った人たちもその多くが家族や友人などを亡くしています。
JVCのガザ緊急支援活動は、これまで以下の活動を実施しました。
1)粉ミルクと医薬品配布
2)現金給付と栄養保健
栄養支援は今年4月上旬まで継続、粉ミルクと医薬品配布は3回目の支援を計画中です。
この停戦が守られれば、ガザは復興のフェーズに入っていきますが、国連の発表では、瓦礫や不発弾の撤去だけで15年はかかると見込まれています。今後も多大なる支援が必要な状況であり、私たちもそこに貢献していきたいと考えています。
一方で、ヨルダン川西岸地区の状況も急速に悪化しており、停戦に反対する入植者などの暴力が以前にも増してひどく横行しています。
私たちは引き続き、現地パートナー団体とともに、できる限りの支援と発信を継続してまいります。緊急支援へのご協力を、どうぞよろしくお願いいたします。
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