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【パレスチナ現地レポート#02】平和と戦争のあいだ 後編

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皆様こんにちは!JVC広報担当の佐藤です。2024年9月23日から10日間、現地視察のためイスラエル・パレスチナを訪ねてきました。パレスチナ現地レポートその2をお届けします。前回の記事はこちら

平和と戦争のあいだ

現地視察のために訪れたイスラエル/パレスチナは、戦争をしている場所とは思えないほど穏やかで、平和な雰囲気のある場所でした。

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順調に視察を終え、帰国まであと2日となった夜7時ごろ。

突然、スマホのRed Alertというアプリのアラームが鳴り始めました。なんとイランから200発ものミサイルが飛んできたのです。

数時間前に、イランからミサイル飛ばしますよ~というアナウンスが(きちんと)あったので、皆で事務所で待機することに。

まさかここには落ちないだろう...と思いつつも、アプリではミサイルの予測着地点がリアルタイムで分かるようになっており、10分もしないうちにエルサレムも射程範囲内に。外ではサイレンが鳴り続け、ミサイルを迎撃する爆発音が鳴り響いていました。

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アプリで分かるミサイルの予測着地点

そして生活はつづく

じっと待つこと2時間ー

突然ピタッと静かになったので、そろそろ大丈夫かな...と思い、恐る恐る歩いて帰宅。何軒かお店の明かりが見えた時にはホッとしましたが、途中で警察に捕えられている人たちを見掛けてドキっとしたり...

帰りに寄ったお店では、気さくな店員さんが日本語で数字を覚えて、いち、にい、とコインを数えていました。

戦争中だからといって、生活を止める訳にはいかない。シェルターもなければ、引きこもり続ける訳にもいかない。ミサイルが飛んできた後も、人びとの暮らしは淡々と続いているのです。

ただ、こんな日常も一瞬にして破壊されるのが戦争です。普通に生きたいだけなのに。戦争の犠牲になるのは、いつも懸命に生きる普通の人びとなのです。

動画は、ミサイルが飛んできた翌日の朝、東エルサレムで撮影したもの。平和と戦争のあいだを彷徨いながら、街にはいつもの朝がまたやってくるのでした。

現地レポートはまだまだ続きます...

パレスチナ現地レポート

執筆者

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佐藤未奈(広報/FR担当)

福島県出身。大学時代にフィリピンに留学し、人生で初めてストリートチルドレンに出会い、何かしたいと思いつつ無力感を感じる。大学卒業後は客室乗務員として勤務。国内線/国際線に乗務し、中東・ドバイにて10年間生活する。

不規則な生活で体調を崩し、人生を見直すため35歳で退職し帰国。アートが好きだったことから、京都の大学でデザインを学び、グラフィックデザイナー/イラストレーターに。絵本や広報物のデザインなどを手掛ける傍らプロボノとしてNGOに関わるうちに、NGOの広報に興味を持ち、2024年1月、JVCに入職。

イラストの代表作はフィリピンおさるのターシゃん

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「JVCの中の人を知ろう!~佐藤未奈さん編~」

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