【 村人物語 】ハセブッラーさん ―レストラン シェフ―
ハセブッラーさんはジャララバードのイスティクラル・レストランのシェフです。
4人のお子さんを持つ(息子さん二人、娘さん二人)27歳のお父さんで、クナール州ナンガラムで暮らしています。ハセブッラーさんは アフガニスタンの様々な料理、例えばアフガン風パラウ(お肉の炊き込みご飯)、コルマ(お肉の煮込みスープ)やなど様々な料理を人々に提供し、シェフとしてお客さんに喜んでもらうことに満足しています。(お料理は下の写真をご覧ください)ちなみに彼の好物はオクラ、趣味は休日に公園を散歩すること、友達と会うこと、クリケットをすることだそうです。
(アフガン風パラウ)
(アフガン風コルマ)
ハセブッラーさんは小学校に上がり読み書きが出来るようになりましたが、後に中退しました。長男として年老いた父親の代わりに家族を支えるためでした。 日々の生活費を稼ぐためレストランで働き始め、5年間で様々な料理を学びクッキング・エキスパートになりました。十分な経験を積んだことで、パキスタンにある別のレストランでキュイジーヌ・エキスパートの仕事に就きお給料も上がりました。
(イスティクラル・レストラン内)
(パラウを盛りつけるハセブッラーさん)
ハセブッラーさんの同僚から話を聞くと、彼の仕事ぶりにとても満足しているとのことです。ハセブッラーさんは単にシェフであるというだけでなく彼の正直で忠実な人柄、また仕事に対する姿勢、提供する料理のおかげでホテルが有名になったと言います。
このようなハセブッラーさんからの生き方から伝わるメッセージです。「どのような仕事であれ義務であれ、それらに対し忠実に正直になってください。そして教育を受けること、そうでなくてもなにか技術を身に付けることです。それがきっと人生を変え、あなたが目標に達するための手助けをしてくれることでしょう。」
(ハセブッラーさんの好物のオクラ料理)
(ヘラル 人参とレーズンの甘いサラダ)
戸澤 典子 (2016年度アフガニスタン事業インターン)
世界はあなたの小さな一歩から大きく変わります。
私たちが世界をより良くする活動は、
皆さまのご寄付・ご支援に支えられています。
日本国際ボランティアセンターでは
マンスリーサポーターや物品寄付をはじめとする様々なご支援を受け付けています。
良い世界の実現のために私たちの活動を応援してください。
JVCのことをまだ知らない、あまり知らない方はまずはこちらをご覧ください。