【ガザ】10月8日:エルサレムからの速報
10月7日から続く双方向の攻撃により、10月8日現地時間12時現在、ガザでは313人が、イスラエルでは300人が亡くなっています。この規模の攻撃はこの50年で初めての大規模な被害となっており、多くの一般市民が犠牲になっています。
イスラエル政府は、24時間以内にイスラエルとガザの国境沿いを激しく空爆するとしており、近隣住民には退避指示が出されています。しかし、空爆はガザ地区全域で継続されており、退避するといってもガザの人々が退避できるのはUNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)が運営する学校など非常に限られた場所しかなく、十分ではない上、安全が100%確保されるわけではありません。
更に、イスラエル政府はテロリストを一掃するまで全ての街を空爆すると表明しています。一方、ガザを統治しているハマスも、攻撃の手を緩めず継続することを表明しており、双方に更に被害が拡大することが懸念されます。
今朝の段階では現地のパートナー団体(AEI)のスタッフや関係者の安全が確認できていますが、ガザでは電力が不足しており、頻繁に連絡を取ることが難しくなっています。
AEIのスタッフで、フィールド・ワーカーとしてJVCと一緒に働いてくれているファティマさんからは「ガザの人たちは昼間に睡眠をとっておこうとしている。」と言っていました。イスラエル軍によるガザ空爆は、日暮れから翌朝にかけて実施されることが多く、その間は眠る暇などないのです。
これ以上双方の被害が広がらないことを願います。
JVCは引き続き情報収集を行い、発信していきます。
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