【ガザ】10月25日:エルサレムからの速報(19日目)
この2日間ほど空爆の勢いはさらに増し、この24時間だけで704人が亡くなっています(現地時間10月25日午前6:30現在)。停戦が遅れるごとに、尊い命がどんどん奪われています。10月7日からのガザ地区の死者数は5,791人、そのうち2,360人が子どもです。
南部のハン・ユニスという地域に移動した、現地パートナー団体のウィサムさんと5日ぶりに連絡が取れました。送られてきたメッセージは、「ハン・ユニスに来てからもう3回も場所を移動した。インターネットがない。状況はさらに悪化している。水もないし、食料もない・・・」というものでした。
飲み水が手に入らないので、飲むのに適さない水を手に入れて飲んでいる人たちもいると報道されています。ガザ内の病院の3分の1はすでに機能していません。
空爆による直接的・間接的な建物への被害、恐怖、イスラエルからの強制的な移動の通告により、ガザの人口220万人強のうち、140万人が小さなガザ地区の中で自宅を追われ避難民となっています。
一方、ガザ地区外でも、同じくパレスチナ人の住む「ヨルダン川西岸地区」で、イスラエル側からの攻撃や衝突などにより、これまで90人以上のパレスチナ人が亡くなり、1,200人以上が逮捕されています。
同様のことはこれまでも毎日のように起こってきましたが、10月7日以降、件数が劇的に増えています。
JVCは他団体とともに、停戦に向けて日本政府に働きかけるとともに、緊急支援の準備を進めています。しかし、空爆が続いていること、ガザ内に物資がないこと、現在ガザに物資を入れることがほぼ不可能であることにより、近日中の支援開始は難しい状況です。
だからといって何もしないというわけではなく、同じく支援を実施・予定している他の国際NGOや国連機関とともに調整会議に参加し、情報交換しながら、早く確実に支援を届ける方法を探っています。まずは、引き続きガザ中部にあるエル・ワファ病院と連絡をとりつつ、支援の準備を進めているところです。
甚大な被害が出ているガザ。どうか、ひとりでも多くのガザの人たち、子どもたちを助けるべく、皆様のお力を貸してください。
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