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パレスチナ ガザ

【ガザ】11月1日:エルサレムからの速報(25日目)

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医療は限界を迎えています:麻酔なしの手術

現地時間11月1日午前9時現在、確認されている死者は8,525人、負傷者は21,543人、行方不明者は2,000人を超えています。死者のうち3,542人が子どもで、10分に一人、子どもの命が奪われています。

医療は限界を迎えています。麻酔薬、鎮痛剤、鎮静剤、その他の必要不可欠な薬品や物資が不足し、最小限の量の麻酔で、もしくは麻酔なしで手術が行われています。

手術室も不足し、床で手術が行われています。場所もベッドも不足しているため、そこら中の床に負傷者が横たわっている状況です。通常のミサイルに加えて、白リン弾と呼ばれる広範な火傷を引き起こす国際法違反の兵器も使われており、負傷者も増加の一途を辿っています。

ガザからの声:「心は壊れてしまっている」

インターネットも一昨日から一部回復していましたが、昨日から再び遮断され、連絡がとれないままの人もいます。連絡がとれたパートナー団体のスタッフからは、以下のようなメッセージが届きました。

「(南部に避難していたけど)今はガザ中部にいる。ガザ全域が空爆されて、日に日に状況が悪くなっている。一か月以上電気も燃料もなく、外はだんだん寒くなってきている。市場には小麦粉もなく、ほとんどのパン屋も閉まってしまった。水も汚染されているし、状況は惨憺たるものよ。私たちの気持ちは表しようがない。心は壊れてしまっている。」

境界付近では地上戦も行われており、さらに多くの人々が犠牲になることが懸念されます。

また、ヨルダン川西岸地区でも、死者123人、負傷者2,209人、逮捕者、そして入植者やイスラエル軍による脅迫および暴力によって1,000人以上が家や村を追われています。10月7日以降、パレスチナ人への攻撃がさらに酷くなっています。

一方で、ハマスによる人質の数も現在240人まで増えていると伝えられ、その一部の人々もガザ内で空爆の犠牲になったとも報道されています。

これ以上、尊い命が犠牲にならないよう、JVCは他NGOとともに、日本政府に対して一刻も早い停戦に向けた外交努力を引き続き求めていきます。

パレスチナ医療救援協会(PMRS)による即時停戦の要求

JVCが過去にともに事業を実施したことのある現地のNGO・パレスチナ医療救援協会(PMRS)はガザにも支部があり、ガザ内でまだ活動している数少ない団体の一つです。

10月21日、そのPMRSから、即時停戦を訴える声明が発表されました。
詳細:パレスチナ医療救援協会(PMRS)による即時停戦の要求

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パレスチナ・ガザ人道危機緊急支援(日本国際ボランティアセンター)

支援活動に関する問い合わせ先

特定非営利活動法人日本国際ボランティアセンター(JVC)
〒110-8605 東京都台東区上野5-22-1 東鈴ビル4F
電話:03‐3834-2388  FAX:03-3835-0519
メール:info@ngo-jvc.net (担当:小林)

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