【ガザ】11月8日:エルサレムからの速報(32日目)
11/6時点で死者は1万人を超え、そのうち4,104人が子どもです。25,000人以上が負傷し、子ども1,300人を含む2,350人が行方不明となっています。
現在も患者を守り続けている、JVCの緊急支援のパートナーであるガザのエル・ワファ病院の院長からは、「昨日は空爆で危険な中、薬を探して駆け回りました。患者さんに必要な医療サービスを提供し続けるプレッシャーの中にいます。私たちは誰に医療を提供するのか選ばなければなりません。誰がより生き延びる可能性があるのかを判断しなければなりません…。」というメッセージが届きました。
他の病院も、酸素をつくる機械や、人工呼吸器、未熟児のための保育器、透析器など、命をつなぐ様々な医療機器を止めざるを得ない状況です。電気がなく、スマートフォンのライトで手術をしている病院もあります。この数日は、病院のソーラーパネルも攻撃され、更に電力を得ることが難しくなっています。
また、空爆の恐怖や、家族・友人を亡くしたことによる悲しみや怒りに加え、空腹が人々を襲っています。わずかに残っていた商店などの商品棚も大半が空になっており、助け合っている人びともいる一方で、食料を求めて争いや盗難などが起きていると伝えられています。
10/21以降、ガザ南部にあるラファ検問所から救援物資を積んだトラックが【18日間で526台】入っていますが、普段は【1日に500台】が入っていました。
現在は、ほぼ物資がなくなったところに一日平均29台しか入っていないことになります。また、入れることが出来る物資の内容も限られており、未だ発電に必要な燃料は一切許可されていません。
刻一刻と悪化するこの状況の中、本日から日本で緊急のG7会議が開かれることに先立ち、JVCは他のNGOと共に、再度日本政府に対する「即時停戦への働きかけ」の要請文を提出しました。
平和国家をうたい、またイスラエルおよびパレスチナ双方の友好国、かつG7議長国および安全保障理事会の非常任理事国として「即時停戦」の実現を担える立場である日本国の外務大臣に対し、私たちは即時停戦への働きかけを強く求めます。
内容は以下のURLからご覧ください。また、団体だけでなく、個人でもこの要請文に賛同することができます。どうか、停戦のためにみなさまのお力を貸してください。
YAHOO!ネット募金経由で、Tポイントでの寄付ができるようになりました。
特定非営利活動法人日本国際ボランティアセンター(JVC)
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メール:info@ngo-jvc.net (担当:小林)
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