【ガザ】1月14日:エルサレムからの速報(100日目)
死傷者が無尽蔵に増え続ける中、ガザへの攻撃は100日目を迎えてしまいました。現地1月14日11時現在、死者は23,843人(うち子どもが9,600人)、負傷者は60,317人、8,000人以上が行方不明のままです。
12月22日、国連安全保障理事会にて、パレスチナ自治区におけるガザ地区全域での「緊急かつ長期の人道的休戦と回廊設置」を求める決議案が採択されてからも激しい攻撃はおさまるどころか、連日、数百人の命を奪い続け、状況はまったく改善されていません。
パートナー団体AEIのスタッフも、南へ南へと避難を強いられており、全員毎日連絡がとれているわけではありません。
ガザ地区内で190万人もの人々が避難している中、ガザの最も南に位置する街ラファには、ガザの人口の半分にも近い100万人が避難していますが、そんなラファも継続的に空爆の対象となっています。空爆が開始された当初からお伝えしていますが、この3か月間、ガザ地区にはたった一つの建物も安全な場所はありません。
ガザの中部からラファに移った友人は「こんなガザの人たちを見たことがない。悲しみと不安に溢れた表情、食べ物などをどこで手に入れられるのか聞いて回り、汚れた服を着て、顔も唇も乾ききっている。水を求めて毎日5時間も列に並んでいるの。」と言っていました。
ガザの人たちからは毎日毎日「もうたくさん。もう疲れたよ。一体いつまでこんな状況が続くの…?なぜ誰も止められないの…?」という声があがっています。
10月7日以前から、恐怖や悲しみに満ちた状況ばかりが取り上げられることが多かったガザ地区。
しかし過酷な環境であっても人々は、家族を大切にし、働いたり、勉学に励んだり、趣味を楽しんだり、海辺やカフェでのひと時を楽しんだり、そんな生活を営んでいました。
ガザには若きアーティストなどもたくさんいます。そんな一人、ワラー・シュブラックさんについてnoteを投稿したので、ぜひご覧ください。
(JVCがクリスマスカードのデザインなどを依頼していたワラーさん)
(今回の空爆で破壊されたワラーさんの作業机)
記事はこちらから:ガザからの願い
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