【ガザ】粉ミルクが到着し、配布を始めています!
パレスチナ事業の小林です。
数カ月前、陸路で入れようと調整しているところで足止めされていた粉ミルクを、ようやくガザ内部に届けることができました。
JVCは、東エルサレムで10年以上活動をともにしてきたパレスチナ医療救援協会(PMRS)とともに、ガザへの「乳児用の粉ミルク」の支援を進めてきましたが、ようやくガザ北部に粉ミルクを搬入することができ、現地で医療活動を行うPMRSのチームが配布を始めることができました。
ヨルダンで購入し待機していた粉ミルク約4,000缶は、医薬品や薬などその他の物資とともに、新たに設置されたガザ北部の検問所を通過して、ガザ北部に到着しました。
PMRSの倉庫に到着後、数量等を確認し他の病院とも対象者などについて調整を行い、配布を開始しました。PMRSの診療所や移動診療に来る新生児、また、産科があるガザ市内の3つの病院にかかっている新生児のいる家族を対象とし、PMRSの診療所や臨時のクリニック、医移動診療時にも、新生児カードの提示によって粉ミルクを受け取ることができます。
PMRSの現地の責任者のムハンマド医師は、「ガザの人たちを気にかけてくれて、一緒に支援をしてくれて本当に嬉しいです。寛大な支援を本当にありがとうございます」と話してくれました。
ガザ北部の当局によると、この3週間のイスラエル軍による地上作戦で、北部にある5万戸の住宅、UNRWAが運営する避難所、15以上の井戸やその他の公共のインフラが破壊されました。
PMRSで働くスタッフも、全員が経済的にも困難な状況に陥っていますが、そうした中でも支援の手を止めることなく、医療活動に従事しています。
また、粉ミルクが届いたことに医療チームみんなが歓喜していたそうですが、裏を返せば、それほどに支援が届かない状況が続いているということを示しています。
JVCは今後も現地の団体と連携しながら、緊急支援を実施していきます。
今後もガザ緊急支援にどうかご協力ください。
(6月3日の日本テレビ『真相報道バンキシャ!』で、JVCスタッフのコメントを含め、最新のガザの状況が放送されました。合わせてご覧ください)
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