国際協力の日:世界を知ろう!「ハドラマウト座り」をご存知ですか?
こんにちは!広報インターンの沓掛里美です。
本日10月6日は国際協力の日。
世界で見た知らない文化への興味が、国際協力への第一歩だった人も多いのではないでしょうか。
去る9月30日〜10月1日、国内最大の国際協力イベント・「グローバルフェスタJAPAN 2023」が開催され、JVCも出展しました。
様々な団体が活動紹介や物品販売を行い、たくさんの人が訪れて大盛況でした。
(政府機関や大使館、国際機関、NPO/NGO、企業など、様々なアクターが一堂に会しました)
130を超える団体が出展する中、JVCのブースにも多くの人が足を止めてくださいました。
中でも特に好評だったものの一つが、「ハドラマウト座り」体験です。
「ハドラマウト座り」って何?
みなさん、きっとそう思われますよね。
私も、今回のイベントに関わるまで全く知りませんでした。
「ハドラマウト座り」とは、JVCの活動地・イエメンはハドラマウト地方の伝統的な座り方です。
【1】体育座りをして、
【2】ハブワ(حبوة)と呼ばれるたすき状の紐を背中から両膝を包むようにして
【3】膝にひっかけます。
【4】この紐に体重を預けると・・・
長い時間この姿勢で座っていても疲れないのだそうです!
(みんなビックリ驚きの座り心地!)
体育座りをしているとだんだん腕が疲れてきてしまいますが、実際に体験して、「これなら疲れなさそう!」と言ってくださる人が多くいました。
現地では、家で食事をしたあとにお茶を飲みながら話したり、外で雑談をしたりしながら座る時によく行われるそうです。
これだと、ゆっくりとおしゃべりに興じられるのでしょうね。
やはり、発祥の地ハドラマウトでよく見られるそうです。
(元スーダン駐在橋口も、スーダンにてハドラマウト出身の方の家で経験済でした!)
ハドラマウトがあるイエメンでは8年にわたって紛争が続いており、現在、「世界最悪の人道危機」とまで言われるような状況に陥っています。
そうした混乱の中、なんとか避難をする中で、生活支援物資の受け取りや進学、就職等に必要不可欠な身分証を失くしてしまったり、必要な手続きを踏むことができなかったりする人が、現地には多くいます。
その人たちの生活再建をサポートし、子どもたちには安心して「子どもらしく過ごせる場所」を提供したい。
そんな思いで行っているJVCイエメンのプロジェクトを達成するのに皆様のお力をお借りしたく、現在クラウドファンディングを実施中です。
(2023年2月に調査で訪れた学校にて)
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