スタッフインタビュー「JVCの中の人を知ろう!〜下久禰愛さん編~」
みなさん、こんにちは!インターンの窪田です。
さあ、今回の「スタッフ紹介」は、広報チームの下久禰(しもくね)愛さんです!
下久禰さんは、インターンの対応もしてくださっていますが、インターンも知らない経歴や経験を伺うことができました。
JVCで広報・資金調達を担当している下久禰です。よろしくお願いします。
窪田:趣味をお聞きしていいですか?
前は旅行が好きだったんですけど、コロナでほとんどいけなくなってしまいました。温泉が好きなのと、お味噌や梅干しなどの加工食品を作るのが好きです。あとは、野球観戦が好きです。今はなかなか観に行けないのが残念ですが、試合経過をスマホのラジオアプリで追いかけています!
広島出身なので、学生の時は夏になると「平和教育」をやっていました。そんな中で、高校1年時にみたビデオがとても衝撃的でした。
一番初めに「決して目を逸らさないでください」というテロップが流れ、とてもショッキングな映像が流れました。そのビデオを見て、「戦争のこととか、知ったつもりになっていたけど、もしかしたら私は一番辛いところから目を逸らしていたのかも」と思い始め、そういうことから目を逸らさない生き方がしたいと思ったのが一番最初のきっかけです。
大学では、世界のことをもっと知りたいなと思い、国際関係学科のある大学へ進学しました。学生の時は、バックパッカーでの旅行もしました。途上国と呼ばれる国に暮らす人たちの、パワーと明るい笑顔に惹かれ、「こんな人たちと一緒に仕事ができると楽しいだろうな」という思いを持ちました。そこで卒業後はボランティアとしてNGOの門を叩きました。
大卒直後にお世話になったのは、オイスカというNGOです。世界各国から研修生を受け入れての人材育成をメインで行っています。その研修センターで「農業ボランティア」という形で、1年間研修生たちと寝食をともにしながらボランティアをしていました。オイスカでは研修生と共に農作業をしたり、日本語を教えたり、小学校との交流事業の企画運営などを担当していました。
そこでのプログラムを終えた後に、もう少し農業について学びたいと思い、農業学校に進学しました。
そして、1年間学校で学んだ後に、さらに実践的に学びたいと思い、各地の農家でアルバイトに行くことに。北海道や静岡、長野など各地を転々として、住み込みで働きました。
窪田:え〜、すごいですね!!
この時期は、色んな人に会えたのが楽しかったですね!良い経験でした。
その後、APSDという団体でアルバイトを経て、2人の子どもの産休・育休を挟みつつスタッフとして10年勤めました。ソロモン諸島で農業支援をしているNGOです。都市の大人や子どもたちを農村に受け入れて交流したり、耕作放棄地を活かした雑穀栽培事業など担当していました。また、ソロモン諸島産のハチミツを使った化粧品の開発・販売なども立ち上げから担っていました。NGOとしては珍しい事業をしていたなと思います。
その後は、下の子の育休があけるタイミングで、エイズ孤児支援NGO・PLASに転職しました。PLASは、salesforce活用やSNS運用でも注目されており、しっかりとロジカルに業務を進めているNGOという印象があり、自分の苦手を克服できるのではないかと思ったのが転職の理由です。
業務は、Web/SNSなどの広報、イベント運営、チャリティーオークション運営、支援者対応など国内の業務を全般的に担当していました。現在JVCで行っていることと似ていますね。PLASは、仕組みやマニュアルを整備する意識が高くて、日々スタッフ・インターン全員で更新しているので、その中で自分も携われたことは、財産だったと思います。
そして、2021年の8月にJVCに転職しました。
出産後はパートタイムで仕事をしていたのですが、子どもも成長してきたので、フルタイムで働きたいと思ったのが、転職の一番の理由です。JVCとPLASは、以前シェアオフィスをしていて、スタッフの方とも顔見知りで雰囲気も知っていたのが大きかったですね。
窪田:下久禰さんは、JVCに入られてから広報のことをどんどん進めていらっしゃった印象で、農業に長年携わられていたのは知らなかったのでとても驚きました!
◉これまで印象に残っていることは何ですか?
2004年、APSDで働いていたときに、ソロモン諸島沖地震が起こったことです。
被害の大きい地震だったのですが、現地に事務所を置いて活動している団体が他になかったため、直後は、寄付や現地の状況確認などの問い合わせで電話が鳴り止まない日が続きました。
そんな中で、寄付用の口座を作って寄付を集め、ボランティア希望の人を組織して、報告用のウェブサイトを作って、、、と支援活動の立ち上げに奔走しました。私にとっては、支援を一から立ち上げる初めての経験でした。
この経験を通して、「日本の人たちの想いを現地に支援を届けるための役割が大切なんだ」ということを痛感しました。この仕事にやりがいを感じた経験だったなと思います。
何か特に要求することなどはありませんが、せっかくの機会なので、もっとガンガン積極的にきてもらったらいいなと思います。将来ソーシャルセクターに携わりたいという想いもあると思うので、なるべく多くの経験を積んで「ここでこれをやったのだ!」というものを持っておくと、将来にきっと役立つと思います。
私自身も、これまでやってきた経験を持って、それを活かしながら次の団体で働いています。私の経験はまだまだですが、経験があることで、自分のやりたいと思うことをより自由にできるようになるのかなと思います。
一つは、「JVCらしい広報」をしていきたい。JVCとしての広報の一貫性、この団体はこれが強みだというカラーを出していきたいなと思います。
二つ目は、もっとインターン生がこの団体でちゃんと責任を持って仕事を任せることができて、インターン生が学びたいことを学び取っていける環境にしたいと思っています!
窪田:ありがとうございました!
下久禰さんのご経歴を聞いて、それまで経験されたことを次の場で活かしていらっしゃるなと思い、だからこそJVCでの今のご活躍があるのだと納得しました。
インターンに対しても、さまざまなことにチャレンジできる環境を作っていただいているなと思います(実はこのスタッフインタビューも、私がやりたいと言っていたことの一つでした!☺️)
今後も、JVCのインターンやスタッフの顔や想いがお届けできる発信をしていきます!
最後までご覧いただきありがとうございました。
過去のインタビュー記事は、こちらからもアクセスできます。
ラオス事業担当:
スタッフインタビュー「JVCの中の人を知ろう!~後藤美紀さん編~」
スーダン駐在員:
スタッフインタビュー「JVCの中の人を知ろう!~今中航さん編~」
JVC事務局長:
スタッフインタビュー「JVCの中の人を知ろう!~伊藤解子さん編~」
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