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スーダン

【スーダン紛争一年】まさか、ハルツームがこんな状況になるなんて

いつもJVCにあたたかなご支援をお寄せいただき、ありがとうございます。
JVC代表の今井高樹です。

スーダンで大規模な戦闘が発生してから、今日で丸一年が経とうとしています。
JVCでは特集ページを公開し、現地の最新情報を発信しています。

まさか、こんなことが起こるなんて

私は、2010年から2017年まで、足掛け8年にわたってスーダンに駐在していました。当時、JVC活動地の南コルドファン州や西部のダルフールでは紛争が続いていましたが、私も住んでいた首都のハルツームは、直接的な紛争とは、かけ離れた地域でした。

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帰国してからも出張ベースで現地に渡航しており、最後のハルツーム滞在は2022年の1月でしたが、まさか、今回のような大規模な戦闘がハルツームで起きるとは・・今でも信じられません。

国を守るはずのふたつの軍が互いに利権を争い、家や財産が根こそぎ奪われるなんて、数百万人の市民にとって想像すらできなかったと思います。

避難民となった同僚たち

私も長年共に働いた、ハルツームに住んでいたJVCのスーダン人スタッフは避難民となり、戦火に追われて避難先を転々としています。別のスタッフは、家族が国境を越えて難民になりました。

活動地の南コルドファン州にいる3人のスタッフは活動を継続していますが、ほかのスタッフと会うことができず、連絡手段も限られています。

駐在員の今中航もハルツームには戻れず、現在はエジプトならびにスーダン北部の港町ポートスーダンから、遠隔で事業運営を担っています。

スーダンでの活動をあきらめません

世界最大の避難民・難民危機が叫ばれる一方で、世界の注目を集めることも難しい状況のスーダン。

国連は、2024年のスーダン支援に必要な金額のうち、わずか4%しか集まっていない苦しい状況を発表していますが、JVCスーダン事業も厳しい状況が続いています。

例えば5,000円のご寄付で、私たちがスーダンで運営する補習校に通う子どもたち約8人に、1か月間、給食(軽食)を提供することができます。

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JVCがスーダンで活動を続けることができるのかどうか悩みは尽きませんし、何より、現地の方々の状況がいつも気がかりです。

それでも、私たちはあきらめません。紛争の影響で子どもたちが空腹を我慢したり、学ぶ機会を失ったりする状況を、なんとか改善しなくてはなりません。

先々が見通しにくい今こそ、活動を続けるために皆さんからのご支援が必要です。
スーダン事業へのご支援を、よろしくお願いいたします。

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