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パレスチナ・ガザ
緊急支援

パレスチナ・ガザの
人びとの命をまもる
緊急支援に
ご協力をお願いいたします。

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2023年10月7日から15カ月、ガザの人々は
地獄のような日々を過ごしました。
2025年1月19日、ようやく停戦が実現しましたが
建物の70%以上が全壊または半壊しており、
避難民190万人が戻れる場所はほとんど残っていません。
少なくとも4.6万人が命を奪われ、11万人以上が負傷、
1.7万人が行方不明となっています。

家族、親戚、友人、隣人など大切な人を失い、仕事も生活する街もない。
そんな中で人々は生活を立て直さなければいけません。
国連の発表では、瓦礫や不発弾を撤去するだけで15年はかかると言われています。
病院などの医療施設、学校、商業施設、道路や上下水道などの様々なインフラも破壊され
これまでとは比較にならないほどの支援が必要となります。

このように甚大な被害を受けたのは、私たちと同じ、普通の人々です。
一人一人に命があり、心があり、「裕福でなくてもいい、普通の暮らしがしたい」と切望しています。
この人々の心身の傷が少しでも癒えるように、少しずつでも生活を取り戻すことができるように、
JVCとともにガザの人々を支えてください。

JVCのパレスチナ・ガザ緊急支援に
3580名からの応援をいただいています

2026/3/31まで

あと20,000,000で達成

%

現在65,315,419

ゴール100,000,000

※2025年1月27日現在

JVCに届いたガザからの声

子どもたちは近所の草を食べて
飢えをしのぎました

ガザに6人の子どもがいるAさん

私は子どもが6人いる母親です。夫は昔から鉄の棒で私をよく殴りました。ガザへの攻撃が始まったとき、私は息子を出産しました。息子を出産して数週間後、私の住んでいる地域に避難命令が出ましたが、夫は避難することを拒み、夫は家を出ていきまた。

寒さの厳しい冬の間、私は子どもたちの為に食べるものを必死に探しましたが、何も見つけることができず、子どもたちは近所の草を食べして飢えをしのぎました。

避難の途中、イスラエル軍がたくさんいたので、私も子どもたちも、全員手を挙げて歩きました。長女は言いました。「ママ、心の中で祈って。祈っているのを見られたら撃たれちゃう。」

イスラエル軍(の検問所)の前を通過できた後、私は子どもたちを強く抱きしめました。

彼らは数字ではない

ルファイダ小学校で犠牲になったマフムード・アブー・タイムさん/ガイダーア・アブー・ラフマさん

2024年10月10日現地時間正午ごろ、JVCのパートナー団体であるAEIが別団体との支援活動を実施していたガザ中部デルアルバラフの学校がイスラエル軍に空爆され、AEIスタッフ2名が亡くなりました。

今回犠牲となったマフムード・アブー・タイムさんとガイダーア・アブー・ラフマさんのお二人は、大学で看護学を学んだ後、5歳以下の子どもたちの栄養状態評価を行うチームの一員として活動を行っていました。

彼らとともに働いてきたAEIのスタッフの声です。

「彼らは数字ではありません。みんなそれぞれに家族がいました。彼らは地域の子どもや女性たちに支援を届けていただけなのに...」

JVCは、亡くなったスタッフの方々への追悼の意を示すと共に、一般市民および医療従事者や支援関係者を対象とした攻撃をあらためて強く非難します。

JVCの取り組み

時の経過とともに負傷者が増える一方で、物資や燃料は不足し続けており、医療体制は崩壊しています。このままでは、空爆による直接的な死のみならず、間接的にもさらなる命が失われることになります。JVCは現地の病院や医療系NGOと連携し、これ以上尊い命が失われることを防ぐための支援を行っています。また、極限状態が続き、困窮する被災世帯に向けて、現金給付支援を準備中です。
※活動の詳細は本ページ下部の活動ブログで更新しています。

  • 母子保健
    (2024/04~)

    20年以上協働してきた母子保健に特化した現地NGO「アルデルインサーン(AEI)」とともに、特に2歳以下の子どもとそのお母さんを守るための栄養支援をスタートさせました。

  • 医療支援
    (2023/11~)

    東エルサレムで10年以上活動をともにしてきた「パレスチナ医療救援協会(PMRS)」との協働で、粉ミルクや医薬品の配布を実施しました。

  • 現金給付
    (2024/03~2024/7)

    ガザに入る救援物資が不足する中、内部に残る食材などの高騰を受け、また各世帯の異なるニーズに対応するため、「AEI」とともに現金(モバイルマネー)給付支援を実施しました。

  • アドボカシー活動
    (2023/10~)

    パレスチナに関わる他団体や研究者と連携しての政府や国際社会への働きかけおよびメディアや一般の人々にむけての現地状況や人びとの声などの情報発信を行っています。

訪れるたびに好きになる、
ガザはそんな場所でした。

  • JVCパレスチナ・エルサレム事務所

    現地調整員 大澤みずほ

    JVCパレスチナ・エルサレム事務所

    現地代表 大澤みずほ

    訪れるたびに好きになる、ガザはそんな場所でした。


    なんといっても魅力は人。16年間にわたる封鎖により人々の暮らしは困窮し、支援に頼らなければ生活が成り立たない状態でありながらも、出会ったガザのパートナー団体やボランティアの皆さんは生き生きと活動し、JVCと一緒に子どもたちの栄養失調予防と改善に尽力してくれていました。「人の役に立てることが嬉しい」「学んだことを他の人にも伝えている」と誇らしげに語ってくれた女性たちがとても印象的で、何より魅力的でした。


    しかし、2023年10月7日以降、ガザはこれまでとは比にならないほどの非情な空爆や侵攻を受け、未曾有の事態となっています。友人は「もう停戦は起こらないのかもしれない…」とすら言っていました。それほどに人々が絶望していた中、ようやく停戦が実現し、人々は「夢のようだ…!」と言っています。そして多くの人が自分たちが住んでいた場所へ戻り始めています。 しかし、人々はこれからまた厳しい現実と向き合わなければいけません。家族、親戚、友人、隣人など大切な人を失い、仕事も生活する街も、まともに残っている学校も病院もインフラもない、そんな中で人々は生活を立て直さなければいけません。


    私たちは現地のNGOとともに、栄養支援や医療支援を実施してきましたが、15カ月にわたり失った栄養や健康は一日や二日では元に戻りません。長い支援が必要となります。 現地の人々は停戦翌日からすでに活動を再開しています。少しでも現地の人々の力になれるよう、尽力していきたいと思いますので、どうかみなさんの力を貸してください。

未来のために、分断のない世界をつくる日本国際ボランティア
センターについて

JVCは、1980年に発足したアジア、アフリカ、中東の6ヶ国で活動する日本発の国際協力NGOです。パレスチナでは1992年から活動を行い、2002年からガザ地区で国際NGOや現地NGOと協働して、子どもの栄養改善事業などガザの人びとの自立を支援する活動を行ってきました。ご寄付の10%は管理費に充てさせていただきます。

ガザの人びとが求めているのは
「暮らし」を取り戻すことです

JVCは現地での緊急支援に加え、
提言活動や情報発信を行っています。

  • 【ガザ】緊急支援 これまでの活動

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  • 【ガザ】ガザ停戦の開始と支援状況

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  • 【ガザ】子どもと妊産婦の栄養支援を続けています

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  • 【パレスチナ・ガザ】メディア掲載・出演情報一覧(12/19更新)

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  • 「ガザ地区の人道危機に関するNGOからの要請書」を提出しました

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  • 【ガザ】ルファイダ小学校で犠牲になったガイダーアさんの人生の軌跡

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