10/12(木) 【紛争から8年「忘れられたイエメン」人々の声と暮らし】zoomウェビナー開催
多くの日本人にとっては、あまり馴染みのない国であるイエメン。
アラビア半島にあり、かつて「幸福のアラビア」と呼ばれ交易で繁栄した国です。
特有の文化と豊かな自然があり、優しすぎるほど優しい人々が暮らす国。
しかしそんなイエメンの状況は、2015年以降激化した紛争によって様変わりし、現在では「世界最悪の人道危機」にあると言われています。
結婚式で踊る男性たち。女性たちは建物の窓から下を覗いている
その原因は、世界が注目しているロシアによるウクライナ侵攻の裏で、2015年の紛争激化から8年間続く「忘れられた戦争」。
停戦に向けた交渉が断続的に続く中で、戦闘から逃れ避難する人々、生計手段を失った人々の生活は困窮を極めています。
国民約3,200万人の3分の2がなんらかの支援を必要とし、国内避難民は約450万人になっている状況です
破壊されたままの建物
そのようなイエメンへ、日本国際ボランティアセンター(JVC)は昨年と今年の2回に渡り、日本人職員を現地調査に派遣し試行プロジェクトを実施。
今年から本格的な事業を開始することになりました。
日本からイエメンに日本人が渡航するためのビザの取得は難しく、現段階で直接日本人が渡航している非常に限られたNGO(民間団体)です。
現地調査時のヒアリングの様子
今回のイベントのスピーカーは、イエメン研究第一人者の佐藤寛さんと、JVCでイエメン事業を担当する今中の「イエメン愛」溢れる二人。
イエメン紛争の背景や国際的な動き、なかなか入ることのできない現在のイエメンや周辺国で聞いた人々の声をお伝えし、紛争前後の人々の生活、活動地でのJVCの取り組みをお伝えします。
ぜひ参加して、イエメンで起きていることについて知り、私たちと一緒に、日本からできることは何か考えてみませんか?
多くの方のご参加をお待ちしています。
「支援は金額だけではないのです。
遠い日本からもイエメンに心を寄せている人がいる、ということほど世界から孤立したイエメンの人を勇気づけることはありません。」(佐藤寛さんメッセージ)
★イベントではこんなことをお話しします★
・イエメン紛争の背景
・国際的な取り組みや地域的な協力の重要性
・8年に及ぶ紛争前後に人々はどんな生活を送っているのか
・イエメンの人々は、この状況に対してどんなことを思っているのか
・周辺国で生活するイエメンの人々の様子
・JVCが取り組む支援活動現地パートナーNGOとの支援活動
・日本から私たちができること
★イベント概要★
【日時】2023年10月12日(木)20:00-21:30
【開催方法】オンライン Zoomウェビナー
【登壇者】
・佐藤寛氏/開発社会学舎主宰
・今中航/日本国際ボランティアセンタースーダン事業現地代表・イエメン担当
【進行】
・伊藤解子/日本国際ボランティアセンター事務局長
【参加費】無料(要申し込み/お申込み後に視聴方法のご案内をお送りします)
【お申し込み方法】こちらからhttps://yemen-event1012.peatix.com/view
*よろしければ、寄付チケットを通じてのご支援をお願いします。
今回お預かりするご寄付は、手数料を除いた全額が、JVCが行っているイエメンでの活動の支援となります。
★登壇者プロフィール★
佐藤寛(さとう かん)
開発社会学舎主宰、国際開発学会理事、元ジェトロ・アジア経済研究所研究推進部上席主任調査研究員。イエメンのサナア大学で客員研究員や保健大臣アドバイザーを勤めるなど、30年以上の間イエメンに関する研究や調査に携わる日本のイエメン研究の第一人者。
今中航(いまなか こう)
日本国際ボランティアセンタースーダン事業現地代表、イエメン事業担当
大学でアラビア語を専攻し、在学中にイエメンに留学。卒業後は途上国・新興国のインフラ支援に携わりたいとの思いで、メーカーにて発電プラント事業を担当。もっと現地の人々に寄り添いながら、可能性が広がることに尽力したいという思いが大きくなり、2018年JVCに入職。
>>詳細なプロフィールはこちら
伊藤解子(いとうときこ)
日本国際ボランティアセンター事務局長
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