9/26(木)【月刊JVC #35】軍事化する国際協力 ~戦争リスクを高めるフィリピンとの「準同盟」
ジャーナリスト堀潤さんとJVCのコラボでお送りする「月刊JVC」。
月に一度、世界の「いま」をお届けします。
最近の報道でよく見かける、南シナ海の領有権を巡る中国とフィリピンとの「攻防」。
南沙諸島では、中国海警局とフィリピン沿岸警備隊との一触即発の状態が続いています。
しかし、フィリピン側の最前線に投入されている巡視船が日本の援助であることは、あまり知られていません。
日本が援助した船が中国に対峙・・・「大丈夫なのか」と思わずにいられません。
フィリピンと日本との軍事協力は、驚くべきスピードで進んでいます。
自衛隊の中古装備の供与、能力構築支援(トレーニング)、巡視船支援、民間の武器輸出、そして「月刊JVC」でも取り上げてきたOSA(政府安全保障能力強化支援)によるレーダー支援。できることは何でもやる、といったフルメニューでの軍事援助です。
7月には、自衛隊とフィリピン軍が相互の往来をスムーズにする部隊間協力円滑化協定(RAA)が締結され、メディアは一斉に両国関係の「準同盟」化と報じました。
80年前のアジア太平洋戦争で日本はフィリピンを侵略。
100万人を超えるフィリピン人が犠牲になったと言われます。
時代も環境も全く異なるとはいえ、その日本との軍事協力を、フィリピンの人びとはどのように見ているのでしょうか。
米中対立のなかで、こうした軍事協力は戦争のリスクを高めるのではないでしょうか。
現地の声も紹介しながら、皆さんと考えます。
<日時>
9月26日(木)21:00~22:00
<出演>
今井高樹(JVC代表理事)
森脇祐一(認定NPO法人アクセス-共生社会をめざす地球市民の会 常務理事)
構二葵(ジャーナリスト)
堀潤(ジャーナリスト)
*配信URL
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