10/5~11/17 ミニ写真展「生きている遺産としてのスーダンの嗜み -混迷の時代を超えて-」および11/10 関連シンポジウム(トークイベント&スーダン舞踊の実演)
スーダン共和国では2023年4月15日に軍事衝突が起き、現在、紛争下にあります。
ニュースなどを通じて伝えられるスーダンのイメージは、内戦やクーデターといった暗い面ばかりですが、実際のスーダンは豊かな自然と文化に恵まれた国です。そこに暮らす人々は自然の恩恵を受けてさまざまな「嗜(たしな)み」の文化を育んできました。人々は道端の茶屋でコーヒーとお菓子を頂きながら井戸端会議に花を咲かせてきました。またスーダンの香水は世界的にも名高く、人々は男女問わずその香りを身にまとってきました。
こうした嗜みの文化には、人々がこの国でつちかってきた歴史を反映した、生きている遺産(リビングヘリテージ)としての価値があります。そして、たとえ国が苦しい状況にあっても、人々に生きる活力を与えてくれるものでもあるのです。
今回の写真展は、これまでスーダンに関わってきた日本人が現地で見てきた、生きている遺産としての人々の嗜みをとらえた写真を展示しています。この写真を通じて、みなさんにはスーダンの人々の生き生きとした暮らしの様子を見ていただくとともに、一日も早く平和がこの国にもたらされることを、一緒に祈っていただければ幸いです。
会期:2024年10月5日(土)~11月17日(日)
休館日:毎週月曜日(但し10月14日、11月4日は開館)、10月15日(火)、11月5日(火)
※開館時間内(午前10時~午後5時)はいつでもご覧いただけます。
会場:3階視聴覚ホール横スペース
※事前予約不要。参加には、入館料(一般・大学生100円/満65歳以上・小中高校生50円)が必要です。
入館料金の詳細はこちら
共催:たばこと塩の博物館、科学研究費助成事業 ポストコンフリクト国における文化多様性と平和構築実現のための文化遺産研究(JSL/代表 石村智、課題番号22K18493)
後援:独立行政法人国立文化財機構 東京文化財研究所
協力:スーダン大使館
ミニ写真展「生きている遺産としてのスーダンの嗜み―混迷の時代を超えて―」の開催にあわせて、関連シンポジウムを開催します。
写真展の出品者に加え、2024年7月に刊行された『スーダンの未来を想う―革命と政変と軍事衝突の目撃者たち―』(明石書店)の著者らが集まり、ミニ写真展に出展した写真の背後にあるストーリーや、スーダンの現状や歴史と文化について語り合います。またスーダン舞踊の実演もあります。
多くの方々にお越しいただき、スーダンの今を共に目撃していただければ幸いです。
JVCからは今中がオンラインまたは録画で登壇予定です。また、後藤とアフリカボランティアチームが会場でスーダン関連のグッズを販売する予定です。
日時:2024年11月10日(日)午後1時~午後3時30分
会場:3階視聴覚ホール
第一部 トークイベント「スーダンの今を目撃する」
司会:石村 智(東京文化財研究所)
登壇者(予定):
今中 航(日本国際ボランティアセンター)、オンラインまたは録画参加
金森謙輔(京都大学大学院)
堀 潤(ジャーナリスト)
坂根宏治(元JICAスーダン事務所所長)、オンラインまたは録画参加
関広尚世(京都市埋蔵文化財研究所)
清水信宏(北海学園大学)
Ali Mohamed Ahmed Osman Mohamed(駐日スーダン臨時代理大使)、録画参加
第二部 実演「スーダン舞踊のいざない」
Produced by REIKA(エジプト・アラブ舞踊研究所主宰)
出演:REIKAスダニーズ・ダンスグループ(Reika, Miyuki, Yoko, Reiko, Miho, Akiko, Yoko)
「ご予約はこちら」(2024年10月1日(火)正午より予約受付開始)
●定員80名、先着での事前Web予約制です。2024年10月1日(火)正午より受付を開始いたします。
●複数人分の申し込みはできません。お一人ずつお申し込みください。
●シンポジウムへの参加は無料ですが、別途博物館への入館料(一般・大学生100円/満65歳以上・小中高校生50円)が必要です。入館料金の詳細はこちら。
●予約完了後にお手元に届くメールが、当日の参加券となります。当日は、メールを表示できるスマートフォン等の端末か、メールを印刷した紙をご持参ください。視聴覚ホールへの入場時に、スタッフが確認させていただきます。
●先着順のため、定員になり次第、受付を停止いたします。キャンセル待ちの対応はいたしません。満席に達した後でもキャンセル等で空席が発生した場合は、Web予約が可能となりますので、ご自身で随時空席状況をご確認くださいますようお願いいたします。
●ご都合が悪くなった際は、予約時のメールの案内に従って、必ずご自身でキャンセル・変更のお手続きをお願いいたします。
世界はあなたの小さな一歩から大きく変わります。
私たちが世界をより良くする活動は、
皆さまのご寄付・ご支援に支えられています。
日本国際ボランティアセンターでは
マンスリーサポーターや物品寄付をはじめとする様々なご支援を受け付けています。
良い世界の実現のために私たちの活動を応援してください。
JVCのことをまだ知らない、あまり知らない方はまずはこちらをご覧ください。