3/19(水)【月刊JVC#41】占領下のエルサレムー「聖都」はどうなるのかー
ジャーナリスト堀潤さんとJVCのコラボでお送りする月刊JVC。月に一度、世界の「いま」をお届けします。
パレスチナでは2月28日からラマダン(断食月)に入り、3月末までの一ヶ月、イスラム教徒(ムスリム)は日の出から日没までの飲食やタバコなどの摂取を絶ちます。そして日没後は家族や友人などでご馳走を囲んだり、食事後に買い物に出かけたりと楽しい時間を過ごします。
ラマダンはムスリムにとって信仰上の義務ではありますが、家族や友人、ムスリムの連帯感を高める大事な時間でもあり、日没後の街は電飾に彩られ、お祭りのような雰囲気にもなります。
しかし、2023年10月7日にイスラエルとハマスの間で衝突が発生して以降、パレスチナ全土でラマダン時期の装飾は控えられ、家の中でひっそりとお祝いする人たちも多くなりました。ラマダンに限らず、自粛ムードが漂う東エルサレムではさまざまなイベントも規模を小さくしたり、なるべく目立たないように開催している状況です。
今年1月にガザでの停戦が実現したものの、この間もイスラエルからガザへの攻撃は続き、恒久的停戦に向けた停戦の第二段階にも至っていません。
一方、同じパレスチナを構成する東エルサレムでも、イスラエルによるUNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)の活動停止命令に伴い事務所が閉鎖されたり、パレスチナ人が経営する書店「Education bookshop」のオーナーが、扇動容疑でイスラエルの私服警官に逮捕され(その後自宅軟禁)約100冊の本が押収されるなど、思想統制ともとられる行為が発生しています。
今月の月刊JVCでは、昨年7月まで東エルサレムに3年半駐在し、パレスチナ支援に従事していたJVC東京事務所の木村万里子が、移り行く聖都・エルサレムの状況を報告。昨年エルサレムを訪問したジャーナリスト・構二葵さんとともに、あまり報道されていないエルサレムの様子、人々の暮らしや気持ちについてお伝えします。
●日時
2025年3月19日(水)21:00~22:00
●出演
木村万里子(前JVCパレスチナ事業現地代表)
構二葵(ジャーナリスト)
*配信URL(チャンネル登録をしてお待ちください!)
https://www.youtube.com/playlist?list=PLfJHbMBkoULU333hBYZ81nX8l_IALco6N
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